575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

お隣も向ひも独居初あかり   静荷

2015年02月02日 | Weblog
お正月ぐらいはと、明るく灯した部屋。
身に沁みます、と鳥野さん。

初明りで詠みたいと、作者。
向こう三軒両隣は?と、考えたら、出来た句だそうです。
そういえば独り暮らしの女性ばかり・・・
しかし皆さん元気。今年も健康に。

この句の中には2つの時間が詠まれています。
循環する時間。四季の時間。
そして一直線にすすみ、後戻りのできない時間。
この両方をあわせて、時間は螺旋を描いてすすむのでしょうか。

元日の朝、日の出前の東の空が明るく明けてくる。
初明りと言う季語が良く効いています。

                

応答の一日一句

  わが歳の数を拾えぬ鬼やらい    孝

  かなしみの鬼の背中や豆はやす   亜子

明日は節分、あさっては立春です。しかし寒い。遅足



コメント
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