575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

追悼     麗

2015年09月10日 | Weblog
この575のメンバーだった朱露さんが7日に亡くなられたとの訃報がありました。81歳でした。
突然のことに本当に驚き寂しさでいっぱいです。心からお悔やみ申し上げます。
このところ、投句をお止めになっていたのでどうされているかと思っていました。
本当にお世話になったのにお別れに行けなくてごめんなさい。

今、朱露さんの俳句を読み返しながらあの句会での楽しかったおしゃべり。仕事上での優しくかつ的確なアドバイス。ゴルフ談義。ちょっとシニカルなコメントなどを思い出しています。落語もやられ高座に上がり、サービス精神旺盛な素敵な大先輩。ハンティング帽がお似合いで焼酎お湯割りをよく飲まれました。


俳句の中では「も」の助詞の使い方に厳しかったこと。朱露さんならどうおっしゃるか?など、句会に参加されなくてもその存在感は大きくいつも話題に上っていました。

平成24年の8月の朱露さんの俳句です。

    多米の峰あくまで低く鰯雲 

第二の故郷、豊橋の多米の景色をたくさん詠まれました。台風一過の青空、多米の雲の向こうに行ってしまわれた朱露さんのご冥福を心からお祈りします。
朱露さん、ありがとうございました。
そして安らかに。合掌。


        朱き虹描いて渡る白露かな    麗
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