575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

朱露さんとのお別れ   遅足

2015年09月11日 | Weblog
昨日の告別式。朱露さんの声で、落語「藪医者」が。
また、出棺には「会長、ありがとう」との声も。
豊橋に根付いた朱露さん。良い告別式でした。

朱露さん、志考さん、そして遅足の3人が「句会でも」と
575の会をスタートさせたのが、20年前。
三重県の上げ馬神事の番組を制作してのがキッカケでした。

  崖下に倒れし馬の眼に青葉

最初の句会での志考の句。

  木犀とコーヒー匂う坂を過ぎ

俳号を朱露とされた時の句です。

  グラマンに撃たれし漁師鮫になる

私が一番朱露さんらしいと思う一句です。
亜子さんも戦争体験を踏まえて句を詠んでいらっしいますが、
朱露さんも同じ思いがあったのでしょう。

朱露さん、また、あちらに行ったら句会をしましょう。

           

応答の一日一句。

  友の文重く切なし温め酒     孝

  噺家の身振りよろしき温め酒   亜子

茨城県などで集中豪雨による大きな被害が・・・
15年前の東海豪雨を思いだしました。
こころよりお見舞い申し上げます。(遅足)



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする