575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

泣いてゐる点滴パック夜長妻   等

2015年09月25日 | Weblog
泣いているのはもちろん奥様でしょうが、
点滴も涙をこぼすような長い病室の夜。
身につまされます、と麗子さん。

点滴のパックは液がすくなくなると「キュッ」と音を立てることが。
それを泣いている、と詠みました。
亜子さんはご主人が入院。付き添ったことがあるとのこと。
夜長はひときわ長く感じらたことでしょうね。

臨終の時に点滴を行うのは普通にみられる光景です。
私の母の時も点滴をしました。
手の施しようのなくなった時、家族からせめて点滴をという声も。
しかし自然に臨終を迎えようとしている人には酷のことにも。
枯れるように死を迎える人に栄養を補給するのは
苦しみを長くすることにつながるとか・・・。

             

応答の一日一句。

  秋風やおみくじ結ぶ寺の道   孝

  露天湯の手桶の香り秋の風   亜子

秋分の日も過ぎ、夜の時間が長くなってきます。
気温が低く風邪気味の方も。
季節の変わり目、要注意です。(遅足)

コメント
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