575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

七十年戦後史たどる夜長かな    亜子

2015年09月24日 | Weblog

特に考えさせられることの多い今年の夜長、と麗子さん。

七十年という時間の長さ。
明治維新から敗戦までの時間とほぼ同じ。
この七十年、日本人は平和な時代を享受してきました。
戦争への道を歩もうとする人たちも、この70年間、力を蓄えてきました。
ここに来て日本人は大きな選択を迫られています。
作者は、戦後史をそのまま生きた世代。人生がそのまま戦後史。
芭蕉の句をもじって

  さまざまのこと思いだす夜長かな

秋の夜長、時間はいくらあっても足らない・・・

          

応答の一日一句

  束の間の歓喜に似たり流れ星   孝

  星流る曜変天目茶碗かな     亜子

散歩をすれば、彼岸花が咲き、金木犀が匂う。
柿が赤くなる。秋ですね。(遅足)

コメント (1)
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