特に考えさせられることの多い今年の夜長、と麗子さん。
七十年という時間の長さ。
明治維新から敗戦までの時間とほぼ同じ。
この七十年、日本人は平和な時代を享受してきました。
戦争への道を歩もうとする人たちも、この70年間、力を蓄えてきました。
ここに来て日本人は大きな選択を迫られています。
作者は、戦後史をそのまま生きた世代。人生がそのまま戦後史。
芭蕉の句をもじって
さまざまのこと思いだす夜長かな
秋の夜長、時間はいくらあっても足らない・・・
応答の一日一句
束の間の歓喜に似たり流れ星 孝
星流る曜変天目茶碗かな 亜子
散歩をすれば、彼岸花が咲き、金木犀が匂う。
柿が赤くなる。秋ですね。(遅足)