575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

忘年牡蠣句会    麗

2015年12月17日 | Weblog
2015年最後の句会。お題は牡蠣でした。
牡蠣ほど愛されかつ、怖がられる食材もないのではないでしょうか?
初めて食べた方を尊敬するという声もあがりました。
どうも男性陣には人気がないような?女性陣は牡蠣にあたってもまだチャレンジしたい小悪魔的人気の食べ物です。
寒くなって牡蠣鍋がおいしい季節となりました。では恒例一言講評です。

1, 幸福を「しあわせ」と読ませるその心は?と追求されましたが、ご本人はそんなに意識されていませんでした。当たり感のあるささやかな幸せですね。

2, 煮すぎに注意!家族団らん。心も温まります。

3, 地獄のあの日。私にも経験があります。

4, 時事的かつ東北への愛あふれる一句。ようやく宮城産も出回り始めました。

5, 牡蠣殻に注目するところがいいですね。年齢を重ねたご自身の姿も投影されているのでしょうか?

6, 取り合わせの妙。幸せを囲む横にはご近所の不幸があります。

7, どこかで耳にしたフレーズのようですが、「牡蠣太る」でお見事!

8, 英語が出てきました。教え子に誘われたオイスターバー。素敵な先生の様子も浮かびます。

9,故郷広島から今年も牡蠣が届きました。安心の一句。

10, 牡蠣の異様な形。妖怪と言われればその通りですね。水木しげるさんならどんな妖怪にしたでしょうか?それを飲み込む人間もこわーい。

11, 牡蠣打ちする労働の一句。受験生の息子のことは気がかりでも手を休めることなく。生活感あふれる句。

12, 子供の目にはやはり怖い形ですよね。昔は私も苦手でした。

13, 怖い物食べたさ。「きっと大丈夫」と信じて頂きます!

14, 宴会場であわただしく運ばれていく酢牡蠣。師走の様子が目に浮かびます。


番外に私の

     生牡蠣や地獄の夜が明けにけり


あまりたくさん食べない方がいいという安藤さんのアドバイスをいただきました。でもカキフライ大好きなのです。


では皆さん、年末年始、ノロウイルスにはくれぐれも気をつけて元気に乗り切りましょう。
来年は「冬座敷」が最初のお題となりました。

コメント
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