生きてゐる牡蠣その殻のざらざらに 山口誓子
ざらざらの固い殻を剥くと生身が出てきます。
骨がないために身がグンニャリ。
よく見るとなにやら怪しげに見えてきます。
如月の牡蠣打ち割れば定型を持たざるものの肉やわらかき
道浦母都子さんの歌。
妖怪のような心を57577や575の定型に収める。
それによって妖怪が妖精に変身するのかも。
まじまじと見て・・・、ぐいと呑むこむ。
既成観念を取っ払った時に見えて来るものを詠んだ句です。
最初に呑んだ人は勇気があったとの声も。
年忘れ忘れてならぬこと多し 鈴木良子
句集『岩ひばり』より。
熱しやすく冷めやすい。忘れやすいという日本人。
忘れてはならないことです。
遅足
ざらざらの固い殻を剥くと生身が出てきます。
骨がないために身がグンニャリ。
よく見るとなにやら怪しげに見えてきます。
如月の牡蠣打ち割れば定型を持たざるものの肉やわらかき
道浦母都子さんの歌。
妖怪のような心を57577や575の定型に収める。
それによって妖怪が妖精に変身するのかも。
まじまじと見て・・・、ぐいと呑むこむ。
既成観念を取っ払った時に見えて来るものを詠んだ句です。
最初に呑んだ人は勇気があったとの声も。
年忘れ忘れてならぬこと多し 鈴木良子
句集『岩ひばり』より。
熱しやすく冷めやすい。忘れやすいという日本人。
忘れてはならないことです。
遅足