親のきく畑 あざやかに咲いた まんかいの花に 父の笑顔
児童生徒の部で琉歌大賞となった作品です。
琉歌とは、沖縄独自の歌。
8・8・8・6の30音からなっています。
私の泊ったホテルのある恩納村は、三歌人の一人、
恩納ナビー(女性)の生誕地。18世紀の人です。
恩納岳(うんなだき)あがた 里(さとう)が生(ん)まれ島(じま)
もりも(むゐん)おしのけて こがたなさな
8・8・8・6のリズムが心地よい調べを生みだしています。
意味は、恩納岳の向うは私の恋人の故郷。
山もおしのけて 恋人の村をこちらへ引き寄せたい。
恋人の役人の息子が、隣村に帰ってしまった時に詠んだもの。
上句の16音で情景を、下句の14音で思いを述べるのが原則だそうです。
この歌を読んだ時、思い出したのが、万葉集。
狭野弟上娘子(さののおとがみおとめ)の歌。
君が行く道の長手を繰りたたね焼き滅ぼさむ天あめの火もがも
あなたが行く長い道を、くるくると手繰り寄せるようにして、
焼き尽くしてくれる天の火がほしい。
そうすれば、あなたは都に留まるしかないだろうから。
おおらかで激しい恋の歌ですね。どこか与謝野晶子に通ずるものを感じます。
児童生徒の部で琉歌大賞となった作品です。
琉歌とは、沖縄独自の歌。
8・8・8・6の30音からなっています。
私の泊ったホテルのある恩納村は、三歌人の一人、
恩納ナビー(女性)の生誕地。18世紀の人です。
恩納岳(うんなだき)あがた 里(さとう)が生(ん)まれ島(じま)
もりも(むゐん)おしのけて こがたなさな
8・8・8・6のリズムが心地よい調べを生みだしています。
意味は、恩納岳の向うは私の恋人の故郷。
山もおしのけて 恋人の村をこちらへ引き寄せたい。
恋人の役人の息子が、隣村に帰ってしまった時に詠んだもの。
上句の16音で情景を、下句の14音で思いを述べるのが原則だそうです。
この歌を読んだ時、思い出したのが、万葉集。
狭野弟上娘子(さののおとがみおとめ)の歌。
君が行く道の長手を繰りたたね焼き滅ぼさむ天あめの火もがも
あなたが行く長い道を、くるくると手繰り寄せるようにして、
焼き尽くしてくれる天の火がほしい。
そうすれば、あなたは都に留まるしかないだろうから。
おおらかで激しい恋の歌ですね。どこか与謝野晶子に通ずるものを感じます。