575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

火炙りの刑場の跡黒揚羽    狗子

2016年05月10日 | Weblog
なんだか、想いを残す魂が戻ってきたかのような、と智恵さん。

江戸時代、放火犯は火炙りの刑に。
あの八百屋お七も火炙りになっています。

大火事で焼け出さたお七一家は寺に避難、ここで寺小姓と恋仲に。
店が建て直され、一家は寺を引き払いますが・・・
恋心は募るばかり。
もう一度火事になれば、恋人に逢える、と自宅に放火。
小火(ぼや)で済みましたが、お七は放火の罪に。
鈴ヶ森刑場で火あぶりの刑に処せられています。

蝶は死者のたましいと考えられていたとか。
黒揚羽は、八百屋お七の化身ではなさそうですね。誰だろう?

            

写真はカキツバタだと思います。
私にはカキツバタとアヤメの違いがよく分かりませんが・・・

                      遅足


コメント
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