575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

空白の時をするりと蛇の行く   郁子

2016年05月31日 | Weblog

難解句ですが、空白の時と、するりがうまい、と麗子さん。
蛇は時空の隙間に現れるようです、と能登さん。
蛇はどんな細いところへでも行きそうだが、
”空白の時”まで行ってくれるとは・・・、
インディジョーンズの話か、と等さん。

蛇を見たとたん、驚いて心がどこかへ・・・
小さな空白の時間が出現しました。
その間に蛇は姿を消してしまいました、と作者。

とても新鮮。さまざまな読みも可能な句です。遅足



コメント
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