575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蛇(くちなわ)の鱗うごきてみな動く  遅足

2016年05月24日 | Weblog
蛇をじっと観察する機会がありました。
止まっていた蛇が動き出す時、最初にお腹の鱗が動きます。
次いで尻尾、頭と全身が動きだしました。
お腹の下にある鱗を伸ばしたり、縮めたりして前進するそうです。

この句の下五の「みな」は全身がという意味で使いましたが、
見ていた皆が動いた、とも読めてしまう、という意見も。
まだ推敲が必要ですね。

           

句会に出席すると毎回発見があります。
今回、痛感したのは句会は生きもの、ということ。
生鮮食料品を品定めするように句を品定めする楽しみ。
自分の句は鮮度が落ちていることも一目で・・・
改めて、句会の怖さを感じました。     遅足


コメント
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