遅速さんから”この欄に投稿してほしい”と言われ、皆さんの俳句力向上に少しでもお役に立てば・・・と、お受けしました。
私の俳句歴は定年退職後からで、もう14~5年になりますが、トンネルを一つ抜ければまたトンネルと、どこまで行っても闇の中で、手探りをしながらもがき続けているのが現状です。
さて、今から5年前の平成23年7月、長野県小諸市で開かれた「こもろ日盛り俳句祭」に、私の大学時代からの親友、湯口昌彦氏に誘われて参加しました。湯口氏はこれからもたびたび登場させますが、今売り出しの井上弘美さんの主催する「汀」の初代編集長で、私を”悪の道・俳句”に引っ張り込んだヤツで、私に俳句の手ほどきをしてくれた先生です。
「俳句祭」では、著名な先生の講演やシンポジウムのほか、句会や吟行、はたまた列車貸切の俳句会などもありました。私は山のお寺の吟行に参加し、崖に蛇の抜け殻の皮がぶら下がっていたので、
「くちなわの皮は懸崖仏座す」
と詠みました。
この句について湯口氏は”1句の中に句材が「くちなわ」「懸崖」「仏」と3つもあり煩わしい。井上先生は材料は2つと厳しく言われている”と言い
「くちなわの皮は懸崖そよぎをり」と添削し、さらに
「くちなわの皮懸崖の風とあり」と添削してくれました。
湯口氏曰く、”風は無色透明で、どんな句にの状況にも寄り添ってくれる。句材を減らして後が困った時などは風に頼め”と教えてくれました。
皆さんも一度試してみてください。(等)
私の俳句歴は定年退職後からで、もう14~5年になりますが、トンネルを一つ抜ければまたトンネルと、どこまで行っても闇の中で、手探りをしながらもがき続けているのが現状です。
さて、今から5年前の平成23年7月、長野県小諸市で開かれた「こもろ日盛り俳句祭」に、私の大学時代からの親友、湯口昌彦氏に誘われて参加しました。湯口氏はこれからもたびたび登場させますが、今売り出しの井上弘美さんの主催する「汀」の初代編集長で、私を”悪の道・俳句”に引っ張り込んだヤツで、私に俳句の手ほどきをしてくれた先生です。
「俳句祭」では、著名な先生の講演やシンポジウムのほか、句会や吟行、はたまた列車貸切の俳句会などもありました。私は山のお寺の吟行に参加し、崖に蛇の抜け殻の皮がぶら下がっていたので、
「くちなわの皮は懸崖仏座す」
と詠みました。
この句について湯口氏は”1句の中に句材が「くちなわ」「懸崖」「仏」と3つもあり煩わしい。井上先生は材料は2つと厳しく言われている”と言い
「くちなわの皮は懸崖そよぎをり」と添削し、さらに
「くちなわの皮懸崖の風とあり」と添削してくれました。
湯口氏曰く、”風は無色透明で、どんな句にの状況にも寄り添ってくれる。句材を減らして後が困った時などは風に頼め”と教えてくれました。
皆さんも一度試してみてください。(等)