575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

空に向け火炎を放つブナ若葉   能登

2016年05月07日 | Weblog
ブナの若葉の勢いが、火炎とあらわされたので、ビックリ。
いただきました、と智恵さん。
ブナの木の形は、空にむかって炎を掲げているようでピッタリ
と、晴代さんも。

ブナ林といえば白神山地ですが、白山にもりっぱなブナ林があります。
一人では抱えきれないような太い幹のブナの大樹が一杯でした。

ブナ林の春は、木の芽や山菜が採れます。
保水力が大きく、夏、比較的雨の少ない日本海側は
ブナ林が貯えた水が、作物や山野の植物を守ってきました。
紅葉し落葉する秋には、たくさんのキノコが・・・。
日本人にとってブナは暮しに欠かせない存在でした。

一時、材木としての価値の低いブナは軽視されましたが、
今は、観光資源としての価値も見直され大切にされています。

           

志賀高原にブナ平と呼ばれるスキー場があります。
若い頃スキーを楽しんだ斜面、ブナの林だったのでしょうね。

                       遅足

コメント
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