575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

人の輪を外れて浴衣の少女かな  立雄

2017年09月05日 | Weblog
踊りの輪を離れていった浴衣の少女を詠んだ一句。
何故、離れていくのでしょう?
また、一人でどこへ行くのでしょう?
記憶のなかに刻み込まれた夏の夜の一風景だったのでしょうか。
短編小説の始まりのような句です。

上五が「踊りの輪」ではなく「人の輪」となっています。
なにかを囲む人の輪。そこから一人浴衣の少女が外れて・・・
とも読めます。
別の物語が始まりそうです。

私の住んでいる町内では、毎年、盆踊を2夜続けて踊っていました。
しかし役員の負担が重すぎるという声が数年前からあがり、
ついに今年から一晩だけとなりました。     
                      遅足
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする