575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

野分吹きラインに集う家族かな  郁子

2017年09月27日 | Weblog
ライン(LINE)は、24時間、いつでも、どこでも、
通話やメールが楽しめる無料のアプリ。
友達や家族と同時におしゃべりが出来るそうです。
台風が接近。遠く離れている子供と情報交換。
日頃、疎遠になりがちな家族が絆を強く感じる時間です。

台風といえば、あの伊勢湾台風からもう58年。
高校2年生でした。男兄弟3人で雨戸が飛ばされないように奮闘。
ロウソク一本の灯りのなかで父の話に聞き入った記憶があります。
猛烈サラリーマンだった父。親子の対話などまったくありません。
台風の最中、父の話を聞いたことは、忘れられない出来事でした。

母はのちに「あの時は心強かった。男3人産んでよかった」とぽつり。
私は父からどんな話を聞いたのか?戦争中の話だったのか?・・
今となっては思い出せません。

ラインという生まれたてのカタカナ言葉を使う時、
「野分」と「台風」どちらの季語が良いでしょうね?  遅足



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする