575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

満願?知多四国  

2018年04月09日 | Weblog
歩いて巡拝(まいる)・知多四国に行ってきました。
いつもは姉か娘に同行してもらってのお遍路ですが
今回で満願になることもあって、初めてひとりで参加しました。

内海の駅まで行けば、地図を渡され、あとは大勢の皆さんと連れ立っての寺巡りです。
ご朱印帳に寺ごとの印を押してもらえますが
今年は開創210年ということもあり特別な印もいただけるとあってなかなか盛況です。

野間大坊を含む48番から57番札所が今回の寺でしたが
山越えあり、田園地帯を延々歩く10.5キロの難コース。
ひとり黙々と歩けば
見事なウグイスの谷渡りが幾重にも聞こえ、遠くに波の音・・それはそれは豊かな時間です。


源頼朝の父義朝が討たれた御湯殿跡や
織田信長の三男信孝自刃の最後を見届けたという安養院
由緒書きの立札をみれば
信孝無念のあまり割腹の際、自分の腸を投げつけたという血のついた掛け軸があるらしい
(ひえーっ!)
「昔より主を内海の野間なれば報いを待てや羽柴筑前」と呪いのような辞世の歌も。
折しも、椿の大木の根元が落花で赤く染まっていてゾクゾクものです。
歴史好きの麗子さん誘っていたらブラレイコできました。(笑)

大満足で朱印帳を夫に見せたら
あら!40番から43番が抜けています?
(がっくり)
満願が遠のきました。
お遍路をはじめたのが2013年ですから6年目の春となりました。

          鈴の音を話し相手に遍路道  郁

コメント (2)
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