575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

陽は跳ねて囀り木々にこそばゆし  郁子

2018年04月15日 | Weblog

春の日差し。光は喜んで跳ねているようです。
その光のなか、小鳥たちも囀っています。
木は、こそばゆく感じているのでしょう。

視覚と聴覚を、皮膚感覚に転換した句でしょうか。
作者らしい感性の一句です。

跳ねる光がこそばゆい。
囀りがこそばゆい。
どちらか一方でも、十分句になりそうです。

              遅足

コメント
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