575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の最終結果です。   遅足

2018年04月21日 | Weblog
雨あがりの晩春句会、7人の出席でした。
立雄さんの選をいただきました。ご覧のような結果です。

題詠「晩春」
①晩春やほこりのような嘘をつく(えみ)佐保子・すみ・智恵・静荷・亜子・麗子・郁子
②晩春や黒猫抱き坐す男(晴代)結宇
③晩春や十分生きたと夫の嘘(佐保子)すみ・等・能登・智恵・遅足・静荷・狗子・麗子・郁子・立雄
④晩春の街路樹匂ふ雨あがり(亜子)等・えみ・麗子
⑤晩春や同窓集う絵画展(立雄)遅足・晴代
⑥老人(おいびと)に添ふ晩春のぬるさかな(静荷)すみ・結宇・えみ・智恵・亜子・晴代・立雄
⑦晩春の売り場の帽子恋を待つ(遅足)等・能登・結宇・静荷・亜子・狗子・立雄
⑧晩春のヘリの音激し白い空(すみ)
⑨晩春や磯の水鳥身じろがず(等)佐保子・遅足
⑩晩春のカップラーメンに湯を注ぐ(能登)郁子
⑪古街道半里を守る晩き春(結宇)佐保子・狗子
⑫晩春や暮れの吐息がこぼれゆく(麗子)えみ
⑬晩春の夢から覚める豆腐売り(郁子)能登
⑭晩春や北の大地へ旅立ぬ(狗子)晴代

自由題
①藤棚の下日がな眺める草野球(麗子)結宇・遅足・立雄
②五輪崩れ手水(チョウズ)に残る花筏(結宇)
③のど飴がゆっくり溶けて卯月かな(えみ)等・能登・結宇・智恵・遅足・亜子・晴代・麗子
④青柳ゆらゆら遊ぶ堂の屋根(晴代)すみ
⑤花いかだ狭間を落ちて消えにけり(能登)佐保子・狗子・郁子
⑥柳かげ湧き水ぽこっぽこぽこと(等)えみ・郁子
⑦蔦若葉思いっきりの背伸びかな(すみ)えみ・智恵・亜子・麗子
⑧将棋指す藤棚に鳩雨やどり(立雄)佐保子
⑨どす声が夜を騒がす猫の恋(静荷)等・亜子
⑩楠落葉泣き言のぶる若き人(佐保子)結宇・静荷
⑪ランドセル背中に余る薄暑かな(亜子)すみ・等・能登・結宇・遅足・静荷・狗子・立雄
⑫帽子屋の帽子ぼうしをかぶりをり(遅足)佐保子・麗子
⑬袖丈の余る制服ハナミズキ(郁子)能登・えみ・智恵・静荷・狗子・晴代・立雄
⑭湿原は黒一色の蝌蚪(かと)の陣(狗子)すみ・郁子・晴代


次回は5月16日(水)午後1時20分 YWCA
題詠は「夏」あるいは「夏」のつく季語です。夏の月、夏木立、夏シャツなど。
締め切りは5月11日(金)です。

なお8月はお盆のため一週おくれて、22日(水)です。
また場所は8月から、芸文センターに変ります。12階C会議室です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする