妻と娘はお出掛け。
帰りを待ちわびながら夕飯の一品になればと
父は一生懸命胡瓜もみを作っていました、と作者。
家庭のなかの一齣を掬い上げた一句です。
中七の「父渾身の」がとても良いと思います。
俳句に詠まなければ、見逃してしまいそうな些細な出来事。
それを日記のように記録するのも俳句の効用です。
上五の「家族待ち」がやや散文的です。
「家族待つ」と小さな切れを入れると良いかも知れません。
あるいは「妻を待つ」と少しフィクションの味付けも。
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朝から雨。今日あたり東海地方も梅雨入りしそうです。
そういえば我が家のキュウリも一本、実りました。
なんにしましょう?(遅足)