575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

苔清水明日に向いて草をひく  遅足

2018年06月17日 | Weblog

京都の北を走る叡山電車。貴船口のひとつ前、二ノ瀬で下車。
気温も街中より3、4度は低く涼しく感じます。
鞍馬川を渡ってしばらく歩いたところに白龍園という庭園が。
この時期、公開されていると聞き、おとずれてみました。

安養寺というお寺があったという谷。
京都の実業家が買い取って日本庭園に。
50年かけて今の姿になったとか。

門を入ると、空を覆う青紅葉。地には濃いみどりの苔。
その間の石畳が続きます。
数人の庭師さんが手入れに汗を流しています。
「ミミズさんもモグラさんもいやはります。」と女性の庭師さん。
二児のお母さんで、この仕事がしたいと就職したそうです。

せせらぎに沿った急斜面。苔の手入れも大変です。
ショウジョウバカマなど限られた草は残し、あとは抜いていくそうです。
日本庭園の美しさは、明日を見据えた毎日の手入れがあってこそ。
そう思うと、とても贅沢な気分した。

今日は我が家の草とりです。暑そう!
コメント
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