575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

屈託の顔の手土産さくらんぼ  晴代

2018年06月29日 | Weblog
  
屈託とは ① 気にかかることがあって,心が晴れないこと。
      ひとつのことにこだわって,くよくよすること。
      ② 疲れてあきあきすること、辞書にあります。
普通は「屈託のない」という表現で使われています。
それが「屈託のある顔」と詠まれています。

何処かへ出かけたお父さん。
家族への罪滅ぼしのお土産がさくらんぼだったのでしょうか。
或いはさくらんぼ取りに出かけた一家。
不首尾だったでしょうか、と等さん。

さくらんぼなら、うまく収めてくれそう、と能登さん。
これは仲直りにきたのでしょうね。

どうして屈託の顔をしているのか気になります、とすみさん。

そうですよね。誰もが自分の記憶の抽斗を開いて
それぞれ自由に読んで下さい、というのが俳句のようです。

作者の弟さんが手土産を持ってやってきました。
初めてのことです。相談事があったそうです。
晴代さんは、しっかりしていらっしゃるから、
お姉さんかな?と、思っていました。
手土産にふさわしい助言をなさったことと思います。(遅足)

コメント
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