575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の結果です。遅足

2019年05月17日 | Weblog
ごらんのような結果となりました。 

題詠「蛙」
①苔寺の色に溶けゆく雨蛙(殿)智恵・千香子・等・静荷・幸泉・亜子・狗子・晴代・麗子・郁子
②蛙鳴く昭和の夜は遠くなり(麗子)すみ・佐保子・幸泉・亜子
③蛙の子手足出る時神社の池(等)
④てのひらにひんやりかろきあまがえる(能登)結宇・千香子・殿・佐保子・遅足・郁子・竹葉
⑤遠蛙夢にブレーキかけし声(晴代)亜子
⑥闇の中合唱する蛙達(幸泉)
⑦引っ越すや暗闇わけて牛蛙(千香子)結宇・佐保子・晴代
⑧筋トレの憧れ蛙大ジャンプ(智恵)等・麗子
⑨車道越え何故蛙は田を変える(静荷)智恵
⑩畦道を跳んで横切る蛙かな(亜子)晴代
⑪鳥獣戯画ぬけでて恋の蛙かな(遅足)能登・静荷・幸泉・狗子・麗子・郁子
⑫町住居蛙に会はぬ十連休(佐保子)能登
⑬てんでんこ田に水入りて蝌蚪の舞(竹葉)能登・遅足
⑭蛙(カワズ)聞く昔語りの先触れか(結宇)狗子・竹葉
⑮誰がために尻尾捨てしや蛙鳴く(郁子)智恵・すみ・静荷
⑯葉の上に恥ずかし茶色の雨蛙(狗子)すみ・殿
⑰旅枕子の背とんとん蛙鳴く(すみ)結宇・千香子・等・遅足・竹葉

自由題
①山桜平成惜しみ咲きほこる(幸泉)
②婚礼の日決まり満開ヒトツバタゴ(郁子)千香子・亜子
③樟若葉ランチタイムの混むベンチ(晴代)竹葉・等・麗子・郁子
④天使の血青空染めてアカヤシオ(能登)
⑤牡丹まで径やわらかく生まれけり(遅足)等・佐保子・静荷・麗子
⑥鼻の差の一着二着青嵐(亜子)結宇・能登・幸泉・晴代
⑦麻のれん白き襟足風と抜け(殿)智恵・結宇・等・能登・亜子・郁子
⑧禅寺の回廊を行く若葉風(麗子)千香子・幸泉・狗子
⑨池揺らす魔物の影や蝌蚪の群れ(等)智恵・静荷・亜子
⑩隣家(トナリ)よりパン焼く匂い春目覚め(結宇)佐保子
⑪衣替えトキメキ無しは断捨離へ(智恵)殿・静荷
⑫赤き薔薇活けて心に灯のともる(静荷)狗子
⑬春の空あと一押しの青き日よ(竹葉)すみ
⑭腰折れの翁レジ打つつばめの子(千香子)竹葉・すみ・遅足・晴代
⑮白犀も河馬も眠れり若葉して(佐保子)麗子
⑯柏餅一つ残して子等の去る(狗子)智恵・結宇・千香子・竹葉・能登・すみ・佐保子・遅足・晴代・郁子
⑰剪定の枝の向こうは青い空(すみ)幸泉・遅足・狗子

次回は6月19日(水)午後1時20分 愛知芸文センター12階
題詠は「『雨』の字を持つ夏の季語」です。
梅雨・梅雨晴れ間・五月雨・白雨・雷・夕立雲など。
『雨』が含まれていれば、どの季語でもOKです。


コメント
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