575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

百ニ歳令和記憶し安堵の春  すみ

2019年05月03日 | Weblog


友人のお母様は102歳。
新元号の「令和」を覚えてホッとしていると聞きました、と作者。

百二歳。大正・昭和・平成・令和の4つの時代を
生きてこられたことになりますね。
頭もしっかりしていらっしゃいます。
すばらしいことです。

この百年。日本人は2つの峠を越えてきました。
一つは戦争と敗戦。もう一つは高度経済成長とバブル崩壊。
とくに敗戦は国のあり方を根っこから変えました。
国の主人公は天皇から国民に。180度の転換。

新しい象徴天皇制。荒野に道を作るような仕事。
平和憲法を真剣に受け止めて、実践してきたのは平成天皇でした。
今回の退位をめぐる動きを見ていると、
そうだったのだ、と改めて思わざるを得ません。

これを支える国民の主権者としての意識はどうでしょう?
成長したのでしょうか?
憲法を変え、国民を国家の従わせようという
安倍さんたちの動きに思いを致せば、これからの令和の時代。
象徴天皇制を生かすも殺すも国民次第。

国民のみなさん!しっかりして下さい。
天皇に叱られてるような気分です。
100年先に悔いを残さないように生きていきたいものです。(遅足)



コメント (1)
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