575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

木々芽吹き「令和」時代へ進水す  晴代

2019年05月01日 | Weblog

木々も芽吹く春。今日5月1日。
新しい「令和」天皇を戴いた日本丸が進水しました。
1億の日本人が乗った日本丸です。
天皇は船長さん?船長さんは安倍さん?
では天皇は羅針盤にあたるのでしょうか?
象徴天皇とは?に明確な答えはまだありません。

           

能に世阿弥の作で「養老」という曲があります。
岐阜県の養老の滝を題材にとったもの。
そのなかにこんなフレーズがあります。

  君は舟。臣は水。
  水よく船を、浮めうかめて
  臣よく君をあおぐ御代とて幾久しさも
  尽きせじや尽きせじ。

「君は船、臣は水」という格言の出典は中国の荀子。
君は舟なり。庶人は水なり。水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆す。

君主は舟で、庶民は水。水は舟を浮かべもするが、転覆させもする、
という意味だそうです。

現代風に言えば、「社長は舟、部下は水」といった感じでしょうか。
舟は水に浮かんでこそ舟としての役割を果たします。
そして舟を浮かべているのは水です。
社長は部下が支えてくれているからこそ社長でいられるわけです。

5月1日。令和天皇が即位。
天皇と国民の関係はどうあるべきか?
平成天皇は象徴天皇としてのひとつの答えを見つけようと努力されました。

令和はどんな時代となるのか?
新しい象徴天皇のあり方をどう作り上げていくのか?

  戦なき令和の世なれ草青む  亜子

100年先も戦争のない世でありますように。
象徴天皇は平和の人であってほしいと思います。(遅足)



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