今回少し読み取れない部分があったかもしれない泉さんのこの句。
実は注釈とともに投句をしてくださっていました。ご紹介します。
紫陽花は、またの名を七変化という、もちろん 夏の季語である。色が次々と変わっていくのは 見ていても楽しい。私もよい方に変化したい。
同じように紫陽花の花の色が変わっていく様子を詠んだ句に正岡子規のがあります。
紫陽花やきのうの誠けふの嘘 正岡子規
(紫陽花が昨日とは違う色に変わっていて、まるで昨日の色が本当で、今日の色が嘘のようだ。)
紫陽花や赤に化けたる雨上がり 正岡子規
(紫陽花が藍色だったのに雨があがると赤に変わっていた。)
正岡子規の句は、さすがに心ひかれるとともに奥が深くて感心するばかりです。 泉
なるほど、そこで紫陽花の異名である ”七変化” を使われたというわけですね
我もまねたいというのは正岡子規にあやかりたいということだったでしょうか
それとも、何か変身願望があったのかな。 またいつか教えてくださいね。 郁子