面白い切り口というか発想ですね。
紫陽花の写生、心象の描写ということではなく、
少し距離のあるものと合わせながら季語がきいているという一句です。
晴代さん: 少しづつ世の習いが変化?していくようです。
須美さん: 紫陽花は種類がとても多い。人間の性別にだって男女だけでなくても良いと思わされた。
亜子さん: 現代の多様性を敏感に詠んだ句。紫陽花は色が変化するのでジェンダーの多様性にうまく合う季語だと思う。
紫陽花の品種の多さ、移ろう色を世の動きや多様性と重ねる新鮮な視点はお見事です。
遅足さん 健太さんもとっておられます。紫陽花のイメージがさらに膨らんだ気がしました。
紫陽花の水滴の内萬(よろず)棲む 能登
結宇さん: よろず包むあじさいの水滴というのは、いろいろ想像させます。こしかた行く末かな。
題詠をいただき、たくさんの紫陽花と向き合いとりくんできましたが、そろそろ花も終わり。
私も我流で剪定を終えました。来年また美しい姿を見せてもらいたいものです。 郁子