575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「いぬふぐり」の歌  千香子

2022年07月05日 | Weblog

   あじさいや母のピアノにぬれている

これは、2009年6月の ブログにあった遅足さんの 句です。

それを参考にして

   あじさいや「いぬふぐり」の歌にぬれて

としてみました。

いぬふぐりの歌は、1950年朝鮮戦争が勃発し米軍が日本の基地から参戦した時に、戦争反対をと東大音感合唱団のすずきみちこさんが作詞作曲したもので、歌声喫茶などなどで歌われたそうです。

すずきさんの実家の奉公人で兄のように慕っていたくにさんが、南方の戦場で餓死したことに衝撃を受けて 作った歌だそうです。

一番   丘は今も柴山いぬふぐりも咲いている………

三番  くにさんは戦争に行ったいぬふぐりをほうりつけて行った……

五番  いぬふぐりを忘れない 戦争の悲しさを忘れない 戦争が起こらんようにする

 

となっております。

分かりやすくするために

   いぬふぐり平和を願い合唱す九条守れの舞台に立ちて

としてみました。

5月に守山9条を守る会16周年の会で歌われたとき、夫もこれが自分には最後の舞台だと言って合唱に加わりました。

いぬふぐりが単に可愛らしい花だけではなくなりました。  千香子

 

コメント (1)
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