575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

カップアイス掬う巨漢の小さき匙  郁子

2022年07月28日 | Weblog

外回りの営業マンがベンチでカップアイスを食べているのでしょうか?あるいは、句会は名古屋場所の最中でした。お相撲さんの姿でしょうか?初優勝した逸ノ城だったりして。。。

大汗をかきながら小さい木の匙でアイスを掬う姿はなんだかほほえましいですね。匙の小ささが強調され映像がよくみえるユーモラスな句だと思いました。

能登さん:俳句の原点?諧謔。

須美さん:巨漢の小さき匙がユーモラス

晴代さん:巨漢と匙の光景 思わずくすっとしてしまいます。折しも名古屋場所中ですね。

遅足さんも採られています。

 

そして同じ匙でもこちらは銀の匙。

    銀の匙はかなき瓦解かき氷  麗子

瓦解がやや大げさな気がしましたが、一気に崩れ落ちる様子を詠みたいと思いました。

能登さん:意味深!奥が深そう。

等さん:かき氷が解けるのを、“瓦解”と大袈裟に表現したところが面白いですね。

須美さん:かき氷の崩れる様をはかなき瓦解とは面白い。

ありがとうございました。「匙」という題でも面白かったかも知れませんね。麗子

 

コメント (1)
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