今日は七夕です。突然の豪雨で雲行きが怪しそうです。織姫と彦星は会えるでしょうか?
さて、今日の一句は晴代さんのまるでカメラで接写したかのような句です。
特に、中七の「群青の水」に魅かれました。紫陽花の群青色が雨つぶに写っているのですね。ただ、下五は「丸く抱き」と漢字にした方が意味がわかりやすいかも?と思いました。
須美さん:「群青の水丸くだき」に心が奪われた。
能登さん:「群青の水丸くだき」が秀逸。
★★★
紫陽花にはやはり雨が似合います。雨上がりの一句かもしれません。
同じ紫陽花と雨を詠まれた俳句。
紫陽花や雨滴に弾む青と青 竹葉
こちらはやや勢いのある雨に打たれた様子。青が弾んでいます。
郁子さん:「紫陽花が雨に濡れている。このシンプルな景を感性いっぱいに描写するとこうなるのでしょうね。小花の集合体である紫陽花。雨に打たれて青と青が弾んでいるという表現が楽しい。」
同じ紫陽花でもその時の雨の様子で違った色や形に見える。丸くなったり弾んだり。。。小さな発見がありますね。そこを17文字にまとめるのが俳句の可能性ですね。麗子