梅雨明けしたといいながら、後半戦が始まりましたか?というこのところのお天気です。
この句は、短歌のアタマの部分のようにも思え、あとに余韻のようにして読み手の憂鬱な思いを想起させます。
等さん: 家のタンスや外の路など、あらゆるものが重みをもってしまう、梅雨のイヤ なもの全てを表現しています。
結宇さん: 前句と似たような雰囲気があるけど、こっちも包まれてるんでしょうね。(前の句とは竹葉さんの 「青と黒空半分の走り梅雨」 )
須美さん: 全ての重みを抱かえ込むに納得。
佐保子さん 健太さんもとられています。
何とは言わずとも なんとなくもやもやとメランコリーになるのが梅雨なのですね。同感。
対してこちらは具体的です。
夏至近し夕餉の用意気が乗らず 須美
(夏至が近くなり日が長いとどうも夕食の準備が後回しになり気が乗りません 須美)
晴代さん: 本当に毎日大変よ~くわかります。
亜子さん:「夏至近く」の日が長い頃。朝から名もなき家事に追われなんだかくたびれた夕方、食事を作る気がしない実感の句。とても面白いと思いました。
これはまさに実感!いつまでも明るいと胎内時計が狂います。夕飯を作ろうという気分にならないという主婦の「あるある」を句にされています。
夏休みがやってきます。家の中に常に子どもがいると ご飯をつくる気分にならない、もしくは またご飯を作れってか? という毎日が・・
後から思えば、いつまでも続くわけではない貴重な「家族の夏」なんですけどね。 郁子