575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

暑中お見舞い申し上げます ~蓮で一服の涼を~  竹葉

2022年07月02日 | Weblog

名古屋の皆様、格別の災難気味の暑さお見舞い申し上げます。

千葉は陽のきつさの割に気温はまだ35度行くかどうかというところで、今朝は千葉公園の大賀ハスを見に行ってきました。水の上に咲く大輪の蓮の花は大きな葉の茂る中で、ほんとに極楽のように別世界を感じさせてくれました。大賀ハスはもうご存知でしょうか。

大賀ハスは世界最古の古代蓮で、千葉市の天然記念物に指定されています。というのは千葉市内の旧東大農場の遺跡から、1951年に見つけられた蓮の種3粒のうちの一粒を、大賀一郎博士が花咲かせたものです。

この遺跡の場所は、戦時中から戦後も 燃料不足を補う草炭が取れたので、たまたまそれを掘っていた泥炭質の地層(地下6m)から舟が発掘され、更に蓮の果托 が見つかったことから大賀博士が目をつけ、ボランティアたちの発掘が行われたそうです。これは2000年前以前のものであり、雑誌ライフに載って世界的に話題になりました。今では日本や世界各地に移植される平和の使いになっています。

花の特徴は一重咲きで花弁は少し細長いようです。

 

私が初めて蓮の花に出会ったのは、大学一年生の時父の故郷を二人だけで旅行につれてもらった時のことです。米子の蓮の田で桃色の大きな花や大きな蕾が目より高い所に咲いていました。その大きさに本当に感動して、蓮を見ると、若かった父と感謝を伝えていなかった事が思い出されます。

皆さんは蓮の花にどんな思い出がありますか。

            蓮の葉に父とふたりでゆらり夢   竹葉

                                                      

コメント (2)
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