カタカナのニャとニュが柔らかい豆腐に響いて韻律を踏んでいるようにも見えます。
気象の長期予報に欠かせぬ条件であるエルニーニョとラニーニャ現象。
解説するのは苦手ですが、簡単にいうと東太平洋赤道付近(南米・ペルー沖)の海面水温が高いか低いかで上空の空気の流れが変わり、気温の寒暖が推測できると言われています。海面温度の低いラニーニャならば日本の冬が厳しい寒さになると確率的に予想され、どうやら今年はそのように推移していくのではということで 確かに冷え込みが厳しくなってきました。
湯豆腐なら調理も簡単で芯まで温まるけれど、今日もまたなの?というこの一句。ユーモアと共感で楽しくなりました。
湯豆腐や推しの薬味のアラカルト 郁子
今では定番メニューとなりましたが、食べ盛りの子がいる頃はあまり歓迎されませんでした。
単調になりがちな食卓をせめて薬味で彩りたい。
恒例のネギ・生姜・かつお節には飽き足らず、ポン酢が良いだの柚子胡椒だの、
やっぱりキムチ、ザーサイもはずせないと豆腐に添える薬味が勢ぞろいして実験室のような食卓になりました。
おしゃべりも薬味のひとつと言っていいでしょう。
ごま油、とろけるチーズをのせてチンしたあと、めんつゆをひとたらしするのが美味と一人が力説。
これはもう湯豆腐ではありませんでしたね。
推し薬味揃い湯豆腐カーニバル 郁子