575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

機窓より富士全容の文化の日  佐保子

2022年12月13日 | Weblog

晴れの特異日でもある文化の日。飛行機の窓から富士山の全貌が見えるなんて、なんて素晴らしい文化の日でしょう。日本に生まれてよかったと思える一瞬ですね。新幹線でも東京に行く時富士山が見えると、何かいいことありそうな気がして気分が上がります。

すみさん:天候に恵まれると飛行機からは富士山の全容が見られて素晴らしいです。この句でパッとその光景が浮かびます。

亜子さん:◎の句。作者は飛行機に乗って上空から富士山をしっかり見ることができた。「「全容」という言葉がいい。「文化の日」と「富士山」との取り合わせがぴったり来る。

遅足さんも採られています。

奇しくも同じ文化の日を詠んだ晴代さんの句。

   文化の日読めても書けぬ字数増え

確かに。パソコンやスマートフォンの影響でますます漢字が書けなくなっています。

郁子さん:実感。川柳のようでもあり、また文化の日という季語が面白い。

千香子さん:あるあるという感じで 共感しました。

同じ文化の日を詠まれた佐保子さんも採られています。

「文化の日」は古くは明治節。1946年の11月3日に日本国憲法公布を記念して制定されました。新憲法の戦争放棄、文化国家建設を進める狙いのもとに制定されたとのこと。文化勲章の授与、芸術祭などが開かれます。

私も毎年、何か文化的なことをしたいと思い美術館に行ったりしていましたが、今年は汗ばむ陽気で洗濯に明け暮れてしまい

「シーツやら夏物洗う文化の日」となってしまいました。麗子

 

 

コメント (3)
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