575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鼻の差のゴールや馬の息白し 亜子 

2022年12月26日 | Weblog

昨日行われた重賞レース有馬記念をご覧になったかたも多いのではないでしょうか。鼻の差ではなくダントツで三歳馬のイクイノックスが駆け抜けていったようです。(ごめんなさい。競馬は全く詳しくありません)

作者、亜子さんはご夫婦で競馬を見にいかれた経験をお持ちです。迫力あるでしょうね。映像がスローモーションで見えるようです。

暮れの風物詩ともいえる「有馬記念」は冬の季語なのですね。

 

麗子さん: 競馬場での一句。「鼻の差でゴールイン」と言う実況を聴くことがありますが、馬の息まで白いとは寒さの中の「有馬記念」でしょうか?私も動物の白い息を詠みたかったのですが実際に見たことがなく断念しました。

晴代さん: 大量の白い息でしょうね。

泉さん: 競馬場の光景がわかる。

 

 マスク生活では気づきにくくなりましたが、動物たちに白い息を感じることが多くなりました。

早朝、お散歩中の犬が可愛らしく白い息をはいているのを見ると「生きているんだなあ」と思ったりします。

 

 馬牧場鹿毛の若駒息白し 能登

カメラマンの作者ならではの「いのち」の描写ですね。

新しい年に向けての息吹を感じる一句だと思いました。 郁子

 

 

コメント (1)
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