経緯度原点は、国内の測量の出発点となるもので、全国約10万点の三角点の経緯度は、この原点の値を基準として決定されています。(東京虎ノ門にある私の勤務する会社の本社の近く、3/30出張の序に立ち寄りました。)周辺に警備ボックスがあったり、警官輸送車が道路に止まっているなどものものしい警備のロシア大使館の広大な敷地の裏手にあります。。多くの警備の警官の方たちの視線を浴びながら現地にたどり着きました。金属標の右手の説明板には『日本経緯度原点は、我が国における地理学的経緯度を決めるための基準となるところである。明治25年(1892年)に東京天文台の子午環の中心を日本経緯度原点と定めた。その後、大正12年(1923年)の関東大震災により子午環は崩壊し現存しない。このため、日本経緯度原点の位置に金属標を設置した。 平成13年(2001年)に測量法が改正され、測量の基準として世界測地系を採用することとなった。これにともなう原点の新たな経度、緯度および方位角の数値は、最新の宇宙測地技術を用いて定めたものである。
原点数値 経 度 東経139°44′28″8759
緯 度 北緯 35°39′29″1572
方位角 32°20′44″756
(つくば延長基線電波感傷計観測点に対する値)
平成14年4月1日 国土地理院』と書かれています。
所在地東京都港区麻布台2-2-1