日本男道記

ある日本男子の生き様

Daily Vocabulary(2008/02/23)

2008年02月22日 | Daily Vocabulary
5296.tighten one's belt (倹約する)
We'll just have to tighten our belts since you quit your job.
5297.thrifty(倹約的な、つましい、節約する、節約的な)
We should try to be thrifty.
5298.empty nest(空の巣)
Empty nest syndrome refers to the grief that many parents feel when their children move out of home.
5299.in the driver's seat (権力の座について)
We’re still in the driver’s seat.
5300.backseat driver (バックシート・ドライバー◆車の後部座席からドライバーにあれこれと運転の指示をする人)
A back seat driver is a passenger in a vehicle who is not in control of the vehicle and does not appear to be comfortable with the skills of the current driver.
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今朝の庭

「書籍化サービス」を利用してブログを製本化。なかなかの出来栄え。

お直し

2008年02月22日 | 私の好きな落語
【まくら】
落語寄席の始まった文化(1804~17)頃から高座にかけていた生粋の江戸落語で、「郭物」としては他に類のない噺。
題名は、時間で区切る遊興費の更新に由来する。

【あらすじ】
花魁(おいらん)も歳を重ねてくると、どうしても若い者には負けてしまう。
ある時、体を壊し、男衆の”ぎゅう”に親切にされると、ほだされて仕事どころか”ぎゅう”に入れあげてしまった。
色街での男女の交際は御法度になっているが、そこは目の利くご主人だけあって、二人を奥に呼びだしてきつく意見をした。
見世替えも出来ないだろうから、証文を巻いてあげるから二人一緒になってこの店で働きなさいと、優しい言葉を掛けてもらった。
二人は次の日から店に出て、花魁は名前が変わって”おばさん”となって、客と花魁の仲を取り持つ事になった。
亭主は表で客引きをして、見世に入った客をおばさんが手玉にとって、持ち金を巻き上げて、一生懸命働いていた。
見世で働き、見世で食べて、風呂にも入って近くに家を借りて生活していたら、小銭も貯まってきて、ゆとりも出てきた。
女は生活に張りが出てきたが、男は逆にこの金で・・・、と別の場所で女遊びをするようになった。
夜遊びが過ぎて見世を休む事が多くなった。その挙げ句、バクチにも手を出して深みにはまってしまった。
その為見世にも出ず、家財を売り払って、女房も義理が悪くなって見世も辞めてしまった。
今更、目が覚めたと言ったって、どうしようもないとこまで落ちてしまった。
亭主は友人から羅生門河岸に空いた見世があるから、そこで稼いだらどうだと知恵をつけられてきた。
女房に話をすると、一文無しでは出来ないし、若い衆も必要だが・・・、それは俺がやるよ。
けころの女は・・・、それはお前がやってくれ。私はあんたの女房だよ、それは出来ないよ。
お前は元花魁だったから、回りの女から見れば掃き溜めに鶴だから出来るよと口説いた。
客にはお愛想を言いながら、200文のところ「お直しだよ」と声を掛けて400文にし、またお直しと言って600文というように上げていくんだよ。
あんたはそれが出来ないよ、だってあんたはヤキモチやきだから。
仕事だから我慢もするといって、損料物を借りてきた。
女房の方も見栄も外聞も捨てて、厚化粧して見世に立った。
見世は羅生門河岸と言われるところで、路地を入ると両側に女が立っていて、戸板の入口と2畳の畳と土間があり、薄ぼんやりした中に引っ張り込んだ。
冷やかしに通る客を腕を掴んで引きずり込むが、客も心得ていて、ひらりと体をかわして逃げていく。強引な女に手を挙げると、入口の用心棒が出てきて大変な事になってしまう。そのなかの一つで商売を始めた。
路地を酔っぱらいが気持ちよさそうに入ってきた。するりと逃げられたが、何人目かの職人をタックルして連れ込んだ。
 「お前さんは手が冷たいんだから」と、手を暖めてあげながら「隣で浮気ナンぞをしたら嫌だよ。お前さんが好きだから。」
それを聴いた亭主は表でふてくされている。ヤキモチ焼いて「お直しだよ。直してもらいな」。
「直して頂戴。私はお前さんと夫婦になりたいよ。」、「俺は良いよ。俺は一人もんだから。で、どの位借金があるんだ」、「30両」、「その位なら今度来る時、持ってきて上げるよ」。
「お直しだよ」。
「分かったよ」、「私はお前さんにぶたれたって、蹴飛ばされたって平気だよ」、「俺はそんなことしないよ。なぜてあげるだけだよ」。
「直してもらいな」。
「お直しだよ」、「分かった。今度はあさって来るからな」。
「ど~ぉ、あのお客、酔っていたけどさぁ」、「てやんでぇ・・・、やめた。こんな商売。どこに借金があるんだ。それに、あの男の為なら『命はいらない』なって言うんだな」、「ヤキモチ焼いて、だから私はやりたくないと言ったんだよ」、「本当にお前はそう思っているんだ。もうやりたかぁないや」、「だったらいいや、私だってやりたかないよ。おまえがやろうと言ったから始めたんじゃないか。人の気も知らないで。人に苦労ばかりさせやがって」と泣き声になってしまった。
夫婦がやりとりしているところに、先ほどの酔っぱらいが戻ってきて、中を覗いて、
「直してもらいな」。

出典:落語の舞台を歩く

【オチ・サゲ】
逆さ落ち(物事や立場が入れ替わもの )

【噺の中の川柳・譬(たとえ)】
『傾城の恋はまことの恋ならで、金持ってこいが本当(ほん)の恋』
『当たらぬがある故河豚(ふぐ)の恐さかな』
『遠くて近いは男女の道、近くて遠いは田舎の道』
『めくり引くなら暇くだしゃんせめくりじゃ湯銭も残らない』

【語句豆辞典】
【ぎゅう】妓夫(ぎゆう=はしょって「ぎゅう」、牛太郎=若い衆)。客引き。客引きの若い衆。遊郭の若い衆(使用人)。小見世では客引きなどをする見世番。歳を取っていても”若い衆”と言う。
【おばさんor遣り手】お客と見世との間に立って料金、花魁等の世話をする。
【お見立てとひやかし】遊郭で花魁を吟味(お見立て)するのに、窓格子から中を覗いて見て回った。また、店に上がらず見て回るだけを”ひやかし”と言った。
【けころ】けころは「蹴転」「稽古路」「毛娯呂」などと書き、簡単に男と寝る素人風の女性のこと。また客の誰とでも寝る「転び芸者」から由来したとも言われている。
【証文を巻く】借金の証文を巻く。借金を棒引きにする。

【この噺を得意とした落語家】
・三代目 古今亭志ん朝
・五代目 古今亭志ん生 

【落語豆知識】
【食い付き】中入り後最初の出番
 




Daily Vocabulary(2008/02/22)

2008年02月22日 | Daily Vocabulary
5291.work one's way through college(苦学して大学を卒業する)
I worked my way through college four years.
5292.cram(詰込み勉強をする、みっちり勉強する)
Tom cramed for an exam last night.
5293.cram school (塾、予備校)
Then I think he should first go to a cram school.
5294.pull an all-nighter(徹夜する)
I had to pull an all-nighter last night.
5295.hit the books(熱心に勉強する)
You have a test tomorrow, so I want you to hit the books.
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