日本男道記

ある日本男子の生き様

座禅和讃7

2009年02月06日 | お経を読む・理解する
自性即ち無性にて すでに戯論を離れたり、とは
折角掴んだ自性は「無性」だった。無性とは、固定した実体のないことで、またそのようなものが実在しないということだから、それは空。
したがって、自性も、どちらも空ということ。
無益で冗漫な論議を離れることによって、自性を掴むことになり、自性は無性だから空。つまり、空の自覚をするということ。
 
座禅和讃は、江戸時代中期に活躍した僧侶・白隠禅師が著述したもので、大変深い内容を持つ和文で書かれたお経。和讃というのは、声明(しょうみょう)の一つで、日本語で書かれてあり、何らかの功徳を讃えるために作られる長い七五調の歌のこと。この座禅和算は、座禅の功徳を讃えたもの。
『座禅和讃全文』
衆生本来仏なり 水と氷のごとくにて 水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし
衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ 譬へば水の中に居て 
渇を叫ぶがごときなり 長者の家の子となりて 貧里に迷ふに異ならず
六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり 闇路に闇路を踏みそへて いつか生死をはなるべき
夫れ摩訶衍の禅定は 賞嘆するに余りあり 布施や持戒の諸波羅蜜 
念仏 懺悔 修行等 其の品多き諸善行 皆此のうちに帰するなり
一座の功を成す人も 積みし無量の罪ほろぶ 悪趣いづくにありぬべき 浄土即ち遠からず
辱くも此の法を 一たび耳に触るるとき 讃嘆随喜する人は 福を得ること限りなし 
いはんや自ら廻向して 直に自性を証すれば 
自性即ち無性にて すでに戯論を離れたり 
因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し 無相の相を相として 
往くも帰るも余所ならず 無念の念を念として 謡ふも舞ふも法の声 三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん 此の時何をか求むべき 寂滅現前するゆえに
当処即ち蓮華国  此の身即ち仏なり









Daily Vocabulary(2009/02/06)

2009年02月06日 | Daily Vocabulary
7031.immune to(~を免れる[免除される]、~に影響されない)
They are not immune to the credit crunch,increasing energyy costs and the overall slowing of the economy.
7032.credit crunch(金融引き締め(政策)、信用規制、銀行の貸し渋り)
We have to cope with the credit crunch.
7033.spick-and-span (とてもきれいな、こざっぱりした)
Thankfully the toilet was spick-and-span.
7034.in tiptop condition (最高のコンディションで)
They keep their equipment in tiptop condition.
7035.genuinely(真に、正真正銘)
Readers would welcome a newspaper which is genuinely independent.
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