![]() | 悩む力 (集英社新書 444C)姜尚中集英社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
あなたは100年前の漱石と同じ壁にぶつかっている!
悩みぬいて強くなる
著者初の生き方本 情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか? 本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは?
◆著者◆
姜尚中(カン サンジュン)
一九五〇年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『ナショナリズム』『東北アジア共同の家をめざして』『日朝関係の克服』『在日』『姜尚中の政治学入門』 『愛国の作法』『ニッポン・サバイバル』ほか。共著に『ナショナリズムの克服』『 デモクラシーの冒険』ほか
【読んだ理由】
いわゆるベストセラー。
【印象に残った一行】
人間というのはこの地球上で唯一「考える動物」です。衝動的に性欲をもよおすことを「獣になる」と言いますが、それは比喩にすぎないのであって、人間と動物は根本的に違います。この地球上に「種の保存」以外の目的でセックスする動物はいませんし、愛するゆえに相手を殺す動物もいません。
そして、なぜ愛する相手を消滅させたくなるのか、ということを考えるときにうかびあがってくるのは、「人の心は刻々とうつろう」ということです。愛がさめるのが怖い。だから、相手を最高に愛しているときに消滅させてしまいたい。あるいは相互の愛情が最高にたかまっているときに終わらせてしまいたい、という気持ちになるのではないでしょうか。
【コメント】
私としては残念ながら著者の言わんとすることが良くわからなかった。

