日本男道記

ある日本男子の生き様

学而第一02

2009年04月07日 | 論語を読む

【原文】
有子曰、其爲人也、孝弟而好犯上者、鮮矣、不好犯上而好作乱者、未之有也、君子務本、本立而道生、孝弟也者、其爲仁之本與

【読み下し】
有子(ゆうし)曰(いわ)く、其(そ)の人と為りや、孝弟(こうてい)にして上(かみ)を犯すを好む者は鮮(すく)なし。上を犯すを好まずして乱を作(な)すを好む者は未だ之れ有らざるなり。君子は本(もと)を務む、本立ちて道生ず。孝弟なる者は、其れ仁を為すの本か。
 
【通釈】
有子がいわれた、「その人柄が孝行悌順でありながら、目上に逆らうことを好むような者は、ほとんど無い。目上に逆らうことを好まないのに、乱れを起こすことを好むような者は、めったに無い。君子は根本のことに努力する、根本が定まって初めて[進むべき]道もはっきりする。孝と悌ということこそ、人徳の根本であろう」

【English】
You Zi said "It is seldom seen that a man of filial piety and brotherly love would be inclined to offend those above. There has never been anyone who does not have the inclination to offend those above, inclined to create disorder. The gentleman should focus on its basics, once the basics are strong, the Way will take shape by itself. Thus, filial piety and brother love forms the roots of benevolence."

The philosopher Yu said, "They are few who, being filial and fraternal, are fond of offending against their superiors. There have been none, who, not liking to offend against their superiors, have been fond of stirring up confusion.
"The superior man bends his attention to what is radical. That being established, all practical courses naturally grow up. Filial piety and fraternal submission,-are they not the root of all benevolent actions?"
『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。





風の果て〈下〉

2009年04月07日 | 読書日記
風の果て〈下〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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【一口紹介】
◆内容(出版社から)◆
かつての軽輩の子は、家老職を占めるに至る。栄耀きわめたとはいえ、執政とは孤独な泥の道である。策謀と収賄。権力に近づいて腐り果てるのがおぬしののぞみか、市之丞は面罵する。又左衛門の心は溟い、執政などになるから友と斬り合わねばならぬのだ。逼迫財政打開として荒地開墾の鍬はなお北へのびている。

【読んだ理由】
藤沢周平作品。

【印象に残った一行】
「庄六、おれは貴様がうらやましい」
と又左衛門は言った。
「執政などというもになるから、友だちと斬り合わねばならぬ」
「そんなことは覚悟の上じゃないか」
庄六は、不意に突き放すように言った。
「情におぼれては、家老は勤まるまい。それに、普請組勤めは人夫にまじって、腰まで川につかりながら掛け矢をふるうこともあるのだぞ。命がけの仕事よ」
「・・・」
「うらやましいだと?バカをいってもらっては困る」

【コメント】
解説に「風の果て」は、時代を過去にとった物語ではあるが、作者が創造した世界の中で生きる人々も、その状況も、現代と重なる普遍性を持っている、と記されていたが同感である。

 


Daily Vocabulary(2009/04/07)

2009年04月07日 | Daily Vocabulary
7326.bowling alley(ボウリング場)
YOu mignt be surprized to learn that bowling alley are another example of adeclining industry.
7327.fact of life(厳しい現実)
Itis a sad fact of life.
7328.once-thriving(かつて繁盛した)
Lifestyle and technilogical; changes have driven many once-thriving businesses south.
7329.relearn(学び直す、再び学ぶ、勉強し直す)
That is a lesson that constantly needs to be relearned in the business world.
7330.saturated(飽和した、浸透した、染み込んだ)
The market is saturated and there is increasing competition from wine and spirits.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News

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散歩途中の昨夜の酒津公園。桜が満開で提灯も綺麗だ。さて、桜が咲いているのに「さかず公園」とは、これいかに?

今日でちょうど一週間が過ぎようとしている。だんだん曜日の感覚がなくなりつつある。仕事をしていると、月曜日は○○会議、水曜日は○○推進会議と曜日中心に一週間が回転していくが、何も無い身には何も無い。
今朝家のゴミ出しを手伝った。単身赴任ということもあり、家のゴミ出しは今まで余りしたことがない。火曜日と金曜日が燃えるゴミの日だそうだ。これからはゴミ出しの日で曜日感覚を身につけることになりそうだ。