![]() | 最長片道切符の旅宮脇 俊三新潮社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
国鉄全線完乗を果した著者が、次に挑んだのは日本一の遠回り〈一筆書き切符〉の旅。
北海道・広尾から鹿児島・枕崎まで、最短経路で2764.2キロ。
ところが〈最長片道切符〉のルートだと13319.4キロ。
これは最短経路の4.8倍、地球の直径に相当する。
――10月13日、時刻表と地図を片手に広尾を出発、紅葉前線と共に南下し、正味34日間で乗り終えるまでの真剣でユーモラスな大旅行。
◆著者◆
(1926-2003)1926(大正15)年、埼玉県に生れる。東京大学西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。「日本の歴史」「世界の歴史」シリーズ、中公新書の創刊等を手掛ける。出版部長、中央公論編集長等を経て、1978年退社。同年刊行の国鉄全線完乗記『時刻表2万キロ』で日本ノンフィクション賞を受賞する。『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』『中国火車旅行』等で文芸の一ジャンルとしての鉄道紀行文学を確立した。『古代史紀行』等の歴史紀行、泉鏡花文学賞を受けた小説集『殺意の風景』がある。1999年、菊池寛賞を受賞。2003年2月26日、病没。『宮脇俊三鉄道紀行全集』全6巻(角川書店)がある。
【読んだ理由】
以前から気になっていた本。
【印象に残った一行】
旅と旅行とはちがうという。
自己の心を友として異郷をさすらう「旅」は失われ、観光地や温泉場をセットした「旅行」ばかりが横行するようになったと慨嘆される。
その通りだと思うが、そうすると私のやっているのは何だろう。
【コメント】
江國滋さんの解説の最後に「現代の人間にもっとも欠けたる、ほんものの贅沢がここにある」と記されていたが、全くの同感である。
私も挑戦してみたくなったが、今まで私は幾つのJR線に乗ったのだろうか?
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