日本男道記

ある日本男子の生き様

八朔の雪―みをつくし料理帖

2009年12月05日 | 読書日記
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
高田 郁
角川春樹事務所

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【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。
しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・・。
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!

【読んだ理由】
「通勤電車では絶対に読んではいけない、なぜなら涙が止まらない」との触れ込み本。

【印象に残った一行】
雲外蒼天。
そうだ、長く忘れていたが、易者の水原東西は、澪に艱難辛苦が降り注ぐ、と予言した後、確かにこう言葉を続けたのだ。
--けんど、その苦労に耐えかねて精進を重ねれば、必ずや真っ青な空を望むことが出来る。
他の誰もが拝めんほど澄んだ綺麗な空を。ええか、よう覚えてときや。
長い間、垂れこめていた雲ばかりに気を取られて来た。その上に広がる青い空を忘れてしまっていたのだ。
見てやろう。どうあっても、青い空を。

【コメント】
八朔は、八月朔日の略で、旧暦の8月1日のこと。
涙は出なかったが、主人公澪さんの作る美味しそうな数々の料理によだれが出た。
巻末に「とろとろ茶碗蒸し」などレシピがついている。

 



Daily Vocabulary(2009/12/05)

2009年12月05日 | Daily Vocabulary
8521.gist(言いたいこと、骨子)
If I get your gist, you are worried about supply shortage if your marketing is successful.
8522.go a long way(裏づける)
The test results go a long way to confirm Tom's copncern.
8523.keep up(相手に対して屈しない、相手の状況についていく)
Our company couldn't keep up with the competition.
8524.ceiling(上限)
The ceiling on travel spending this quarter is $50,000.
8525.point out(指摘する)
Tom points out ther will be product supply constraints in Japan.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News

広島県宮島弥山登山(2009/11/23)頂上から広島市内中心部を望む

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