気楽にサトル生き方―「般若心経」ってこんなイイこと言ってたのか! | |
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ぱる出版 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
「我が国の法隆寺に保存されている貝葉に書かれた世界最古のサンスクリット語の「般若心経」を元に、真の「般若心経」の深い教えを紐解いていく。
玄奘の中国語訳の「般若心経」を超えて、真の「般若心経」の本当の姿に迫った画期的な解説書。
「色即是空」の本当の意味が今、解き明かされる。
「般若心経」の真髄である、より幸せに生きる知恵や工夫を、科学的に理解できる。
平明な文章で、時にユーモアを交え、心の深い働き方の解説も含めて「般若心経」が伝える貴重な知恵を開陳、解説。
どうすれば頭をいつも爽快にできるのか幸せになれるのか悟れるのか般若心経の知恵や工夫を科学的にしっかり理解できる。笑雲和尚と小松茸の45のお話。
◆著者について◆
広島県生まれ。大阪大学経済学部卒業。瞑想家、エッセイスト。
宝彩瞑想システム研究所所長をつとめ、日常でできる瞑想法を実践、指導して十余年になる。また、自身の瞑想体験から、深い人間心理の洞察に基づいて書かれた作品には定評がある
【読んだ理由】
般若心経関係本。
【印象に残った一行】
「欲」というのは、「自分の得になるように考えること」です。これは、それまでの自分の経験や学習や教育などによって、自分の生き方や、考え方が出来上がってきていますが、その「生活指針」「行動指針」が呼び出されて、欲の起動が掛かります。そのような既定の方針のない、新しいことでもその場で考えて、こうした方が自分の得になると思えば、そこで、欲の起動が掛かります。
起動が掛かると、自分の得になるように考える方向とは、食糧でも、お金でも、愛情でも、それを「得る」こと、「保持」すること、保持できたら、理想と「比較」して、もし不足なら「もっともっと」、「得ること」、そしてそれを「保持」すること、保持できたら、それを自分の理想と「比較」して、もし不足なら、「もっともっと」、「得る」こと・・と循環する思考のことです。
この欲の要素は、「得たい」「保ちたい」「比べたい」「もっともっと」の四要素です。
英語で言えば、get,hold,compare,moreになります。それが推進力になって「欲」が「強欲」になっていくわけです。
【コメント】
般若心経関係本としては異色だが解りやすい。