
カイズカイブキは庭木や生け垣・道路の分離帯などによく植栽されている樹木であり、イブキ(ビャクシン)の変種である。
母種のイブキは本州・四国・九州の主に太平洋岸の海岸岩場に生育する。
幼樹の頃は針葉であるが、次第に鱗片状の葉を付けるようになる。
カイズカイブキは常にこの鱗片状の葉を付けるものが選抜されたものという。
母種は海岸の崖地などに生育し、カイズカイブキもこの性質を受け継いで、乾燥に強い樹種である。
乾燥による枯死は見たことがない。
生育には強い光が必要であり、成長は遅い。
剪定をおこたると、枝が伸びて火炎状になる。
このような姿もゴッホの絵画をイメージさせ、おもしろいと思うが学校の校庭など、広い場所でないとこのような樹形には仕立てにくい。
雌雄異株。
種子はできるのかもしれないが、通常は挿し木で苗を作る。
ナシの赤星病を媒介するので、ナシの産地では植栽を控える必要がある。
出典:植物生態研究室(波田研)