日本男道記

ある日本男子の生き様

晴天の迷いクジラ

2013年10月12日 | 読書日記
晴天の迷いクジラ
クリエーター情報なし
新潮社

【一口紹介】
◆内容説明◆
やっと気づいた。ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ――。
心療内科の薬が手放せない青年、倒産しそうなデザイン会社の孤独な女社長、親の過干渉に苦しむ引きこもり少女。壊れかけた三人が転がるように行き着いた海辺の村で、彼らがようやく見つけたものは?
人生の転機にきっと何度も読み返したくなる、感涙の物語。

『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。

◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
1965(昭和40)年、東京都稲城市生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。
短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。
出産後、フリーの編集ライターに。妊娠・出産を主なテーマとし、その他女性の体や健康、漢方、占星術などについて雑誌や書籍で活動する。
2009年「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。
2010年には受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を発表

【読んだ理由】
特異な題名にひかれて。

【印象に残った一行】
人間の体はあんな風に簡単に壊れるし、いつかは必ず、みんな死ぬ。自分と同じ年齢の忍も死ぬ。蝋人形のような忍の頬を思い出すたび、自分も必ずいつかは死ぬ生きものなのだという事実をつきつけられたような気がした。そんな恐ろしいことがわかっているのに、どうしてみんな平気な顔をして生きていけるのか、まったくわからなくなった。

「目に前に苦しんでいる動物がいたら、救ってやりたいと思うよね普通は。でも自然の中ではケガしたウサギっていうのは本来そのまま死ぬべきウサギなんだよ。その死は決して無駄じゃない。死んだウサギをほかの動物が食べたり、土に還ることで、また森が育つ。それが自然のサイクルなんだ。そのケガしたウサギを救うのは、人間がその自然のサイクルに干渉しているだけなんだ、と、俺は思うよ」
「クジラもいっしょだよ。クジラの座礁なんて、はるか太古の昔からおきていたことなんだ。クジラは海で生まれて海で死ぬ。どんなクジラだって死ぬのが運命だし、死ぬことによって、その死体をほかの魚やプランクトンが食べて、海の生態系は保たれていく」

「由人くん、死ぬなよ」雅晴が由人の顔をみてそう言った。声はもう震えていなかった。
「絶対に死ぬなよ。生きているだけでいいんだ」そうか、と、由人は又思う。
悩む必要なんかなかったんだ。
練炭自殺しようとした野乃花にも、リスカしてる正子にも、そして薬をのんでなんとなくこの世からいなくなりたい自分にも「死ぬなよ」って。
ただそれだけ言えばよかったんだ。

【コメント】
読書中、読後何故か人には精一杯優しくしなければと思った。
皆さんにお勧めの本です


Daily Vocabulary(2013/10/12)

2013年10月12日 | Daily Vocabulary
14501.nezt to impossible(まず不可能で)
That is next to impossible.
14502.mineral deficiency(ミネラル不足)
You may have mineral dificiency.
14503.be prone to(~しやすい、~になりやすい、~にかかりやすい)
No, I am just prone to seasickeness.
14504.have one's hands full(手一杯だ、極めて忙しい)
You have your hands full.
14505.dehydrate(~を脱水する, ~水分を取り除く;人を脱水状態にする)
Are you dehydrated?
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