変種のマメイヌツゲ(マメツゲともいう)
学名I. crenata f bullata)は、葉の表側がふくらんで反り返るもので、園芸用に栽培される。
丸く刈り込まれたものがよく見かけられる。
常緑低木であるが、時に高木になる。葉は小さく、1.5-3cmで楕円形、厚みがある革質でのっぺりとしたつやがある。
縁には丸い鋸歯がある。枝は灰褐色。
花期は5~6月頃で、雌雄異株である。果実は黒く熟し、径6-7mm。
他に、押し葉標本にして乾燥させると葉が黒くなる、という野外での同定には役に立たない特徴もある。
名前に「ツゲ」が付くが、ツゲ(ツゲ科)とは科が異なり、全くの別植物である。
ただ、小さくて厚い葉が枝に密生する様子は確かにツゲに似ている。
むしろ植え込みとしてはツゲより多く見かけるかもしれない。はっきりとした違いは、ツゲは葉を対生するが、イヌツゲは互生である。
出典:ウィキペディア