スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
相手が先生だから、抵抗できなかったーー
一部の不心得者の問題ではない。
学校だから起きる性犯罪の実態。
10年以上にわたって取材を続けてきた
ジャーナリストによる執念のドキュメント
「学校でそんなことが許されていいはずがない」と
いう強烈な怒りに突き動かされて私は学校で起きる性被害「スクールセクハラ」の取材を続けてきたーーなぜスクールセクハラは後を絶たないのか
カラオケに行こうと誘いホテルへ連れ込む/試験問題見せ引き留め/携帯電話を買い与える/部活動で「服脱げ」と指導/担任からのしつこい「清香ちゅわ~~~ん」メール/「隙があったのでは」と被害者を責める二次被害/隠蔽体質/教育委員会の事なかれ主義……etc.
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
池谷/孝司
1988年共同通信社に入社。松江支局、広島支局、大阪社会部を経て95年から本社社会部で文部科学省や東京地検を担当。大阪社会部次長の後、本社社会部次長となり、2014年7月から宮崎支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。
【印象に残った一行】
「この問題は学校の体質を表しています。問題が起きた時こそ、危機管理能力が問われるのに、多くの学校はきちんと対応できない。子どもを第一に考えるなら取るはずがない対応をすることも多い。教師たちが保身しか考えないから、いじめや体罰などのトラブルが絶えないんです」
【コメント】
保身体質が教師のみでなくすべての公務員に蔓延している。
文部科学省によろと、1990年度にわいせつ行為で懲戒免職になった公立小中高校の教師はわずか3人、ところが過去最悪となったなった2012年度には、なんと40倍の119人に達している。
この数字は何を意味しているのか?
日本の病理が「ここにある」は言い過ぎだろうか?