人生が大きく変わる アドラー心理学入門 | |
クリエーター情報なし | |
かんき出版 |
日本ではフロイトやユングの名前はよく知られていますが、同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていません。
本書ではアドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているかを明らかにし、どのように生きていけばいいのかという指針を示しました。
◆内容紹介◆
「仕事やプライベートでの人間関係の悩みを解決したい! 」
「もっと自分に自信がもちたい! 」
「折れない自分をつくるにはどうすればいいんだろう…」
アドラー心理学は、まさにそういった人々の悩みを、発展的に解決できる心理学です。
本書は、はじめてアドラー心理学に触れる人にも、
これまで何冊も手にとってきたけれど、いまいちわからなくて…という人にも、
もっと深くアドラー心理学の全貌を学びたいという人にも応えられるよう、解説した本です。
これまでのアドラー心理学関連の本の多くは、自己啓発の色合いが強く、紹介されている分野が偏りがちでした。
本書は、難解といわれるアドラー心理学の全体像を体系立てて取り上げ、代表的な言葉や知識を網羅しつつ、図解やイラストを交えてわかりやすく紹介しました。
さらに、アドラー心理学を実際にどう生かすかというシーン別解説を、「自分」「人間関係」「仕事」「家族」などのカテゴリー別に、具体的に学ぶことができる構成です。
自分自身にあてはまると思ったところから読んでください。
私たちには、自ら人生を変える力があります。
アドラー心理学は、私たちが、自分の人生を自らの力で切り拓く大きな助けとなります。
ぜひアドラー心理学の考え方と生かし方を身につけて、人生を軽やかに、豊かに生きていきましょう。
◆著者について◆
アドラー心理学カウンセリング指導者、中小企業診断士。
1947年、 栃木県生まれ。1970年早稲田大学卒業。
外資系企業の管理職などを経て、 1985年、有限会社ヒューマン・ギルドを設立し、代表取締役に就任。
ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学を中心にカウンセリング や心理学の各種講座を行うほか、企業や自治体などで、アドラー心理学に もとづく勇気づけやリーダーシップ、コミュニケーションの研修などを実 施している。
研修の評判は非常に高く、経営者、企業のリーダー・管理職、 会社員、学生、主婦まで、幅広い層の人々から人気を博している。
著書は『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マ ネジメントセンター)、『勇気づけの心理学 増補・改訂版』(金子書房)、 『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房)など、ベストセラー・ ロングセラーが多数ある。
【読んだ理由】
引き続き、別の著者によるアドラー本。
【印象に残った一行】
アドラー心理学の全体像
1.自己決定性(自ら運命を創造) 2.目的論(人の行動にはその人特有の目的) 3.全体論(いろいろな面を内包) 4.認知論(主観的な捉えかたで把握) 5.対人関係論(あらゆる行動に相手役) 根底に共同体感覚
私的論理(private logic=その人特有なものの見方・考え方・価値観)
5つのbasic・mistake 決めつけ 誇張 見落とし 過度の一般化 誤った価値観
よい人間関係を築くための6つの姿勢
1.尊敬 2.信頼 3.協力 4.共感 5.平等 6.寛容(他者を自分の価値観ではかったりおしつけたりしない)
3つのきく
1.聞く 2.聴く(集中して、意識的・積極的・能動的にきく。一生懸命に聞き漏らさないように。相手が興味を持っていることに関心を持っていく。質問を交えながら、相手のペースに合わせて行く) 3.訊く
聞き上手になるための8つのポイント
①相手より、ややきちんとした姿勢
②相手より、やや節度のある態度
③相手のとの関係にあわせた距離
④話手の話題にあった表情
⑤視線は相手ののどから胸のあたり
⑥相手の話の腰を折らず、あいづちを
⑦相手の話を引き出す質問
⑧話の要点を相手に確認する
失敗はこう受けとめよう、失敗を力に変える5つの受け止め方
①チャレンジの証 ②学習のチャンス ③再出発の原動力 ④大きな目標へ取り組んだ熱意 5次の成功のタネ
【コメント】
著者の方があとがきに「この本から学んだことを理解するだけに留めず、日常生活にどしどし生かしてほしいのです」言われるように実行し人生を変え、本当の自分に。そして人生を締めくくりたい。