東京會舘とわたし(下)新館 | |
クリエーター情報なし | |
毎日新聞出版 |
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「直木賞の時に帰ってきます」
あの日、この場所で交わした約束があった。
渾身の感動長編、堂々の完結。
辻村深月が本当に書きたかった物語!
昭和46年、新館への建て替えを経た東京會舘。
緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞授賞を知らされた青年……
優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章(フィナーレ)へ
【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。
【印象に残った一行】
結果を待つ候補の作家たちは、だから、七時を過ぎた頃から、そわそわして落ち着かなくなる。一緒にその時を待つ、候補作担当してくれた編集者たちの手前、期待してなんかいない。していないから、どうぞダメだった時にも過剰に同情なんぞはしてくれるな。-------という強がりの空気を出しながら、業界の噂話や吹けばとぶようなくだらない軽口や世間話に興じるふりを、”待つ”プレッシャ-に耐える。、″
【コメント】
辻村作品に魅せられてしまいました。