日本男道記

ある日本男子の生き様

大地 (2/4)

2007年12月08日 | 読書日記
大地 (2)
パール・バック,小野寺 健
岩波書店

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【一口紹介】
◆出版社からの内容紹介◆
土により大地によって産を成した王龍(ワンルン)の一家だが、息子たちの代になり、彼らの心は土を離れてしまう。
それぞれの欲と野心に押し流されていく三人。
次第に退廃を深める彼らと呼応するかのように、社会もまた新時代の前の闇と混沌のなかにある。

◆著者◆
(1892―1973)アメリカの女流小説家。宣教師の両親と中国(中華民国)に渡り、そこで育つ。
処女作『東の風・西の風』に続き、代表作『大地』を発表してピュリッツァー賞を受賞。
『息子たち』『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を構成。1938年ノーベル文学賞受賞。 『生きている葦』などの名作も発表。
パール・コンフォート・サイデンストリッカー(Pearl Comfort Sydenstricker)としてウェスト・バージニア州ヒルスボロで生まれたが、生後3ヶ月で父カリー・サイデンストリッカーとともに中国江蘇省の鎮江に渡った。
英語よりも中国語を先に覚えた。中国名、賽珍珠。
1917年帰国してランドルフ・マコン女子大学に入学、1924年卒業して中国に戻った。
1917年農業経済学者のジョン・ロッシング・バックと結婚し、一時南京大学で英語を教える。1926年一時帰国してコーネル大学で修士号を取得した。
1938年のノーベル賞受賞は、スウェーデンの探検家・学者スヴェン・ヘディンの推薦によって受賞した。
また、7人の孤児達を養子として自らの手で育てたり、広島の谷本清による平和活動を支援したりと人格者でもあった。
文学以外においても彼女の社会に与えた影響は計り知れない。

【読んだ理由】
「読んでおきたい世界の名著」(三浦朱門編)を読んで。

【コメント】
アメリカの大地をテーマにした小説と浅学菲才の身ゆえ勝手に思っていたが、中国を舞台にしたものだった。
長編だが読み出したら止まらない。
 



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