◆内容紹介◆
大丈夫。独りじゃないよ。
生きる力―。人間のあるべき姿を描く、心揺さぶる名作。
江戸下町の表具店で働くさぶと栄二。
生きる力―。人間のあるべき姿を描く、心揺さぶる名作。
江戸下町の表具店で働くさぶと栄二。
男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶは、深い友情で結ばれていた。
ある日、栄二は盗みの罪を着せられる。
怒りのあまり自暴自棄になり、人足寄場に流れ着く栄二。
人間すべてに不信感を持つ栄二をさぶは忍耐強く励まし、支える。
一筋の真実と友情を通じて人間のあるべき姿を描く時代長編。
葉室麟「山本周五郎と私 人生の問い」、奥野政元「解説 受難と再生の物語」を収録。注釈付文字拡大新装版。
山本周五郎(1903-1967)
山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『おさん』(1961)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(1960)は著者畢生の名作として名高い。
葉室麟「山本周五郎と私 人生の問い」、奥野政元「解説 受難と再生の物語」を収録。注釈付文字拡大新装版。
山本周五郎(1903-1967)
山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『おさん』(1961)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(1960)は著者畢生の名作として名高い。
【読んだ理由】
何時かは読みたいと思って、気になっていた本。
【コメント】
自分が聞いていた主題とは異なっていたが、感動作であった。
当分、この著者の作品を読み漁ってみよう。
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